Biréli Lagrène & Jaco Pastorius / Stuttgart Aria

Stuttgart Aria

ジャコがフランス人ギタリスト、ビレリ・ラグレーン以下ヨーロッパのプレイヤーとスタジオレコーディングに臨んだ晩年の作品。ジャコはピアノやヴォーカルも演奏した意欲作(?)
典型的な1980年代の音作りがある意味懐かしい《American Boy》。ジャコは堅実なバッキングに徹しています!シンセベ―スが下地の《Donna Lee》はテーマ部でラグレーンとのユニゾンで指が追い付いてないところがあったり…ちょっと残念なジャコがいます。
《Stuttgart Aria, No. 1》はジャコのヴォーカルをフィーチャーしたポップ・ナンバー。ベース弾きの歌唱力に過剰な期待はしないこと!この曲の聴きどころはビレリ・ラグレーンの黒いギター・ソロ。
レゲエの典型的なリズムにジャコのハーモニクスが所々に顔を出す《Jaco Reggae》。
ブラス・セクションのないライトな仕上がりの《The Chicken》はビレリ・ラグレーンとキーボードのジャン・ジャンケッジュにスポットの当たる演奏。晩年の恋人テレサ・ネイジェルに捧げたといわれるジャズ・ワルツ《Teresa》。ベースはウッドベースのサンプリングで、ジャコは曲の終わりで美しいピアノを奏でます。
パート1とは一転、スペイシーな雰囲気の《Stuttgart Aria, No. 2》10分超の演奏でジミヘンを織り込んだ、いかにもジャコらしいプレイを堪能できます。
最後はジャコとウッドベース・サンプリングの疑似ツインベースで繰り広げられるジャズ・スタンダード《Days of Wine and Roses》で締めくくる。
最後まで聴いて分かったのはジャコのベースが云々というより、ビレリ・ラグレーンのギターは巧いなーというアルバム。1986年作品。

Stuttgart Aria

Stuttgart Aria

Bireli Lagrene & Jaco Pastorius (Jazzpoint)

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Tracklist

  1. American Boy (Jan Jankeje / Biréli Lagrène / Jaco Pastorius / Vladislav Sendecki) 4:44
  2. Donna Lee (Charlie Parker) 4:44
  3. Stuttgart Aria, No. 1 (Jan Jankeje / Biréli Lagrène / Jaco Pastorius / Vladislav Sendecki) 7:39
  4. Jaco Reggae (Jan Jankeje) 6:02
  5. The Chicken (Pee Wee Ellis) 5:52
  6. Teresa (Biréli Lagrène / Jaco Pastorius) 8:55
  7. Stuttgart Aria, No. 2 (Jan Jankeje / Biréli Lagrène / Jaco Pastorius / Vladislav Sendecki) 10:08
  8. Days of Wine and Roses (Henry Mancini / Johnny Mercer) 6:26

Personnel

Jaco Pastorius – electric bass, piano, vocals
Bireli Lagrene – electric guitar, backing vocals
Jan Jankeje – backing vocals, synthesizer (tracks: 6, 8)
Peter Lübke – drums
Vladislaw Sendecki – keyboards, synthesizer
Serge Bringolf – percussion, backing vocals

Notes

Recorded in March 1986 at Melody Tonstudio Stuttgart
Digital mastered at Bauer Studios, Ludwigsburg

Ⓒ 1986 by Reinsburg Music
Ⓟ 1999 Ⓒ 1999 by jazzpoint records




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