1982年9月のオーレックス・ジャズ・フェスティバルへ出演したワード・オブマウス・ビッグ・バンドは、翌年に小編成グループに衣替え。1983年5月に来日し、大阪フェスティバルホールを皮切りに福岡・名古屋・仙台・横浜・新潟・札幌・新宿の8か所で10公演を行った。その時のライヴ音源を2CDで商品化。2012年リリース作品。
参加メンバーは、ジャコ・パストリアス(b)、ロン・トゥーリー(tp)、アレックス・フォスター(sax)、デルマー・ブラウン(key)、ドン・アライアス(perc)、オセロ・モリノウ(steel-ds)、ケンウッド・デナード(ds)。ここへマイク・スターンが加わるはずだったが来日できず、代役で渡辺香津美(g)が加わった。
正直言って音質イマイチ。ジャコのベース、アドリブを聴きたい!って向きにもおすすめできない。各人のソロも冗長。各地の公演からの寄せ集めということもあって散漫な内容。厳しい言い方をすれば「活動記録としての価値」以上のものではない…というところ。ソースは渡辺香津美氏のプライベート音源らしいが2CDの尺にする必要があったかな。
Word of Mouth Band 1983 Japan Tour Featuring Kazumi Watanabe
Tracklist
Disc 1
- Soul Intro / The Chicken (Jaco Pastorius /A.J.Ellis )
- Clean Up Woman (Clarence Reid / Willie Clark)
- Bass Solo (Jaco Pastorius)
- Black Market (Joe Zawinul)
- John & Mary (Jaco Pastorius)
- Dania (Jaco Pastorius)
Disc 2
- Reggae Tune / Who Knows (Jaco Pastorius / Jimi Hendrix)
- Teen Town / Them Changes (Jaco Pastorius / Buddy Miles)
- Havona (Jaco Pastorius)
- Beaver Patrol (Jaco Pastorius)
- Fannie Mae / Why I Sing The Blues (Buster Brown / B.B.King)
Personnel
Jaco Pastorius – bass
Kenwood Dennard – drums
Kazumi Watanabe –guitar
Delmar Brown – keyboards
Don Alias – percussion
Alex Foster – saxophone
Othello Molineaux – steel drums
Ron Tooley – trumpet
Notes
5/10 大阪フェスティバル・ホール
5/11 福岡サンパレス
5/13 名古屋市公会堂
5/14 宮城県民会館
5/15 神奈川県民ホール
5/17 新潟市県民ホール
5/19 札幌厚生年金ホール
5/21 新宿厚生年金ホール
5/22 新宿厚生年金ホール(2ステージ)