1979年にジョニ・ミッチェルが行った北米ツアーで8月に収録された『Live in New York』と9月に収録された『Shadows and Light』は、ジャコ・パストリアス(b)、マイケル・ブレッカー(sax)、パット・メセニー(g)、ライル・メイズ(key)、ドン・アライアス(ds, per)が伴奏したが、もう一つ別な組み合わせのバック・バンドが存在していたことをご存じだろうか?
ここに写っているのはジャコ・パストリアス(b)、ジョニ・ミッチェル(vo, g)、トニー・ウィリアムス(ds)、ハービー・ハンコック(key)。
もう一つ別アングルから撮影されたモノクローム画像には左端にドン・アライアス(per)も写っている。
これらは1979年5月27日カリフォルニア州のグリーク・シアターで開催されたバークレイ・ジャズ・フェスティバルに出演したジョニ・ミッチェル公演のスナップショット。ジョニ・ミッチェルの公式サイトに掲載されている。
ところで、このステージのオーディエンス録音と思われる音源がYouTubeに上がっていた。
全7曲で30分余りの尺なのでセット全ての録音ではないと思うが、このスーパー・バンドの演奏がまとめて聴けるのは嬉しい限り。
全体的にノイズも少なく、ジャコのベースは聴き取りやすい。ジョニ・ミッチェルのヴォーカルが細く録れているのが玉に瑕。それでも十分鑑賞に堪えうる音質なのでじっくり聞いてほしい。
動画サムネイルはピーター・アースキンが映っているが、概要コメントにアースキンは録音には含まれていない事と、トニー・ウィリアムズが含まれたスナップが見つけられなかった旨記されていた。
トラックリストは以下の通り。
- Coyote
- God Must Be a Boogie Man
- A Chair in the Sky
- Black Crow
- The Dry Cleaner from Des Moines
- Woodstock
- Twisted