ジャコがメジャー・デビューする以前の音源をアルバムとして発売しているアーリー・イヤーズ・レコーディング・シリーズ第5弾は、シリーズ・プロデューサーでジャコの親友でもあったボブ・ボビング所有のプライベート・テープから、ジャコが19~20歳の間活動していた白人ソウル・バンド「トミー・ストランド&ジ・アッパー・ハンド・フィーチャリング・ジャコ・パストリアス」の音源。寄せ集めの音源のため、録音の詳細データは不明。2009年リリース作品。
このバンドのレパートリーはブラッド・スェット・アンド・ティアーズ、シカゴ、スライ・アンド・ファミリー・ストーンなどのカヴァーだった。ジャコは全曲でベースを弾いているが、本作のハイライトは5分にも及ぶマッチョなベース・ソロを聞くことができる《Higher》。このアルバムでジャコが弾いているベース)は、現在俳優の中村梅雀氏が所有している通称「ブラック・ベース(60年製フェンダー・ジャズ・ベース」だ!。
Tommy Strand & The Upper Hand Featuring Jaco Pastoius
Tracklist
- I Just Wanna Make Love To You (Willie Dixon) 3:32
- Go Down Gamblin’ (Clayton Thomas) 4:16
- Beginning (Robert Lamn) 7:00
- Higher (Sly Stone) 12:36
- More & More (Don Juan/Pea Vee) 3:08
- Proud Mary (John Forgerty) 2:51
- Too Hard To Handle (R. Medlocke/S.Spires) 5:47
- Funky Break Song 1:31
- Watermelon Man (Herbie Hancock) 9:01 (Bonus Track)
- The Chicken (A.J.Ellis) 5:26 (Bonus Track)