1979年の3月2日~4日にわたってキューバのハバナで行われたライヴ「ハバナ・ジャム」に出演したジョン・マクラフリン(g)、ジャコ・パストリアス(b)、トニー・ウィリアムス(ds)からなるユニット「トリオ・オブ・ドゥーム」の演奏。ジャコとトニー・ウィリアムスはウェザー・リポートの『Mr. Gone』で顔を合わせているが、マクラフリンとは初共演。ジャコはウェザー・リポートの一員としてこのイベントに参加していた。
当初このトリオの演奏は1979年リリースのライブ盤『Havana Jam 1』と『Havana Jam 2』に分かれて3曲のみが収録されていただけであり、その他のセッションを収録した音源は無いと思われていた。しかし、後にスタジオテイクも含め7曲の未発表テイクがあることが判明し、ものと合わせ全10曲でリリースされたのが本作である。
#1~#5までがライブ音源。#6~#10はリハーサル的なものも含むスタジオテイク。驚きなのは、これまでHavana Jamに収録されていた音源はライブ録音とされたいたが(実際にライブ収録されたが、公演の内容が悪いとの判断で)スタジオ録音にオーディエンス音声を被せたものだったということ。
このトリオによるライブ音源の#3《Continuum》と、スタジオ録音の#7《Continuum》がかなり新鮮。
Trio Of Doom
Traclist
- Drum Improvisation [Live] (Tony Williams) 2:46
- Dark Prince [Live] (John McLaughlin) 6:36
- Continuum [Live] (Jaco Pastorius) 5:11
- Para Oriente [Live] (Tony Williams) 5:42
- Are You the One, Are You the One? [Live] (John McLaughlin) 4:51
- Dark Prince [Studio] (John McLaughlin) 4:11
- Continuum [Studio] (Jaco Pastorius) 3:49
- Para Oriente [Alternate Take 1] (Tony Williams) 1:05
- Para Oriente [Alternate Take 2] (Tony Williams) 0:20
- Para Oriente [Studio] (Tony Williams) 5:28
Personnel
John McLaughlin – guitar
Tony Williams – drums
Jaco Pastorius – bass
Notes
Tracks 1-5 recorded March 3, 1979 at the Karl Marx Theater, Havana Cuba.
All tracks previously unreleased.
Tracks 6-10 recorded March 8, 1979 at CBS Studios, New York.
Tracks 8 and 9 previously unreleased.
Track 6 originally released summer 1979 on HAVANA JAM
Track 7 and 10 originally released summer 1979 on HAVANA JAM 2