ハービー・ハンコック(key)、ベニー・モウピン(sax)、ジェイムズ・リーバイ(dr)、ポール・ジャクソン(b)らが出演予定のステージにポール・ジャクソンの代役としてジャコが加わった1977年シカゴのライブ音源。ブートレグで出回っていた作品らしく、本作のトラック・リスト#1《Cantaloupe Island》は誤植。実際に演奏されているのは《It Remains To Be Seen》。
ジャコのベースがギター・カッティングの代わり担う#2《Hang Up Your Hang Ups》。#3《Maden Voyage》はハンコックのエレピとジャコのデュオは張りつめた空気も読み取れる。#4《Jaco Bass Solo》は9分にも及ぶ(ジャコのベースソロ#4《Jaco Bass Solo》はひょっとするとこのライヴの音源ではないのでは?という疑いを持っている)。ディスト―ションを効かせた《Third Stone from The Sun》はここでも健在。#5《People Music》はモウピンのソロが全開。#6《Chameleon》ではハンコックが弾くベース・ラインに乗ってジャコはディスト―ションを効かせてギターのようにプレイしてみせる。
2005年に国内正規盤として登場した本作は曲の途中で音飛びや、一瞬左右のチャンネルに偏りが出たりするものの気になるレベルではない。同じライブを収録しているMP3ダウンロード版と、2016年1月に再発されたインポート盤CDにはジャコのベース・ソロが無かったり収録順などが微妙に異なる。
Herbie Hancock With Jaco Pastorius
Tracklist
- Cantaloupe Island (Herbie Hancock) 8:22
- Hang Up Your Hang Ups (Herbie Hancock) 14:40
- Maden Voyage (Herbie Hancock) 7:06
- Jaco Bass Solo (Jaco Pastorius) 9:10
- People Music (Herbie Hancock) 7:29
- Chameleon (Herbie Hancock) 14:45
Live At The Ivanhoe Theater, Chicago. Feb 16Th 1977 (Remastered)
Tracklist
- Intro 0:29
- Chameleon (Herbie Hancock) 14:53
- Hang Up Your Hang Ups (Herbie Hancock) 14:44
- Maiden Voyage (Herbie Hancock) 7:24
- It Remains To Be Seen (Herbie Hancock) 13:32
- People Music (Herbie Hancock) 7:31
Live In Chicago 1977
Tracklist
- DJ Introduction/Chameleon (Herbie Hancock) 15:25
- Hang Up Your Hang-Ups (Herbie Hancock) 14:44
- Maiden Voyage (Herbie Hancock) 7:23
- It Remains to Be Seen (Herbie Hancock) 13:34
Personnel
Herbie Hancock – keyboards
Jaco Pastorius – bass
Bennie Maupin – sax
James Levi – drums
Notes
Live At The Ivanhoe Theater, Chicago. Feb 16Th 1977 (Remastered)
最近アマゾンミュージックでこれを聞くようになり、改めてこちらのサイトを訪れてみました。
いつもわかりやすく素早い情報ありがとうございます。とても頼りになります。groovy で elegant なJaco の演奏は何年たっても美しい光を放っていますね。これからも記事を楽しみにしています。